7日目 サンクリストバル島



今日、この船を下りる。サンクリストバルの島影が見える。
その島影が、何となくアルフレッド・ラッセル・ウォレスの横顔に見えた。

今では誰もが「進化論」といえばダーウィン、ダーウィンといえば「ガラパゴス」と答えるだろう。

しかし、ビーグル号の正式な博物学者はロバート・マコーミックであり、ダーウィンはフィッツロイ艦長の話し相手として乗船していただけだ。

ダーウィンは、5年のガラパゴス航海から21年後に、若き名も無き虫取り屋、ウォレスに出し抜かれそうになり、あわてて「種の起源」を表した。
「進化論」はウォレスとダーウィンの共同執筆なのだ。

そのウォレスが、ここガラパゴスに島影として残っている。
俺にはそう見えた。

そして、自然の偉大さの前にひれ伏した、科学者たちの謙虚さに胸が熱くなった。


 サンクリストバル島にはインフォメーションセンターがあり、そこを見学した。

はっきり言って展示はお粗末で、すぐに飽きる。
しかし、ロビーにあるガラパゴスのイラストマップは良くできていて、島毎のゾウガメもきちんと描き分けられているという優れものだ!これのポスターが欲しかった!


※クリックで拡大可

見学後、ショッピングタイム・・・みんなサンクルストバル空港から帰るので、チームの連中とはここでお別れだ。
俺たちは飛行機の便の関係で、ここに1泊する。

思いがけずに出会った、ニューメキシコ州からやってきたシートンの孫の孫、スピード君・・・。
何度教えても「オハイオ!ございます!」という退役軍人のおじいちゃん。
キトからやってきた、学校の先生のおばあちゃん・・・。みんないい人たちばかりだった。




みんなと別れてからホテルの近くでアシカと一緒にシュノーケリング。

夕方、町に出たらゴロゴロとアシカが寝ている海岸があった。
それこそアシカはゲップが出る程見ていたが、これだけ大量にいるとおもしろい!
これだけたくさんいたら「漁業の害獣」になるだろうに・・・?





サンクリストバルの風景



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監修 :熊谷さとし    編集 :熊谷なつき

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