8日目 帰国
サンクリストバルからエクアドルのもう一つの国際空港、グアヤキルに到着。
ヒューストン行きの飛行機は深夜なので、ホテルでデイユースする。
町中を散歩したのだが、ガソリンが粗悪なのか排気ガスがものすごく臭く、1時間歩いていたら具合が悪くなった。
町中で失業者のデモ隊に会った。
赤い旗にゲバラの顔が描いてあり、「おっ!本場のゲバラだ!」と嬉しくなった。
娘が「ゲバラって何した人?」と聞くので「・・・俺みたいな人」と答えたら、納得していた。
ガラパゴスは、世界遺産に登録されてから「秘境」ではなくなってしまった。
20年くらい前は、限られた研究者やカメラマンが個人で船をチャーターして島巡りをしなければならなかったから、費用もばか高かったけれど、最高級の船でクルーズしても、ヨーロッパ旅行とたいして変わらない値段で行ける。
そのために毎年、たくさんの観光客が訪れるようになった。
発展途上にあるエクアドルは、人口増加と失業問題が深刻な社会問題だから、雇用と観光収入の増大は、国が望んでいることではある。
貧しい本国に比べ、ガラパゴスは観光景気に湧いており、年々移住者も増えている。
1950年代の人口は1346人だったガラパゴスの人口も、1999年には1万6000人を越えている。
片一方で、かつての移入者が持ち込んだ家畜やペットを駆逐しても、新たな移住者や観光客の持ち込む、動植物そして病原菌までもが入り込んでいる。
成田に着いたら、俺の靴ひもに、サンタクルス島でくっついたであろう植物の種がついていた。
「SURS]の犯人がキクガシラコウモリだとか言っているけれど、奴の行動範囲なんかたかが知れている、
昨日まで地球の裏側に生えていた植物の種が、今日は日本にあるわけで、人間が一番、危険な容疑者なのではないだろうか?
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監修 :熊谷さとし 編集 :熊谷なつき
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