熊谷さとしのフィールドノート
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野生動物と日本人

その1 日本の幻獣を科学する

さて、第2部だ。
前ページの4つまでは、現存する動物と照らし合わせながら楽しく科学することができた。
当時の人々の、自然に対する知識の無さからくる素直な驚き=畏敬といったものがあったからだ。

しかし第2部は、いわゆる「こしらえモノ」や「やらせ」であり、見せ物小屋的になってしまい、「科学」からは離れてしまう。

【人魚のミイラ】

1815年、佐賀県で遭難した船乗りが助けてくれたお礼にとくれた物だそうだ。

明らかに、サルか何か?に魚をくっつけたものだろう。

このカテゴリーには、障害児や胎児であろうといった、明らかに「えぐいモノ」もあるので、それは載せない。
見せ物小屋のオヤジの「ここまでやるかぁ?」といった商魂や、何がなんでも「信仰対象」ためにご神体づくりに励んだ、当時の人々の心意気?を感じて欲しい。

この構図は、「動物モノ」に飛びつく現在のマスコミにも通じる。
動物や、自然に対する恐れや愛情はまるでなく、自分たちの思い込みだけを押しつけ、正しいことを伝えようとする専門家は「使えない奴」なのだ。
奴らマスコミがもてはやすのは、Sのようなクソバカ専門家だけなのだ。
マスコミの用意した狙い通りにコメントしてくれさえすればいい。そこには自分の研究や思想性は何もない。

バラエティタレントなのである。
風太のときも、チュパカブラの時も、そして「中国の野人」の時も出ていた。

【カッパのミイラ】

大阪の瑞龍寺(龍のミイラも同じお寺)に伝わる、カッパのミイラだ。
収められている箱には天和2年(1682年)と記されている。
約70センチ。

カッパの特徴である、背中の甲羅や頭上の皿はない。
ニホンザルにしては大きい・・・腕や足の長さのバランス、指の数、わずかに頭部に残っている毛の色から、俺は猩々(オランウータン)ではないか?と思っている。
歯と口は、アンコウの口をくっつけたのだろう。

【烏天狗】

厨子の中に収められている。体長は約35センチ
御坊市教育委員会 蔵

日蔵上人が修行中に授かった迦楼羅(カルラ)尊の象であるという。
何をくっつけたのかねぇ
厨子に収められていたので見にくかったのだが、背中の羽の部分の骨は、第2指にも爪があるところからオオコウモリではないか?と思った。

 

※これらの写真は、2004年夏に、川崎市市民ミュージアムで開催された
「日本の幻獣 未確認生物出現録」のカタログより、複写したものです。

 

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